M-1グランプリ歴代王者一覧!中川家〜令和ロマン連覇まで総まとめ

お笑い

年末の恒例イベントになっている漫才頂上決戦「M-1グランプリ」。

2001年の初開催から2024年の令和ロマン2連覇まで、これまで20回の開催で19組の漫才師が“日本一”の称号を手にしてきました。

この記事では、M-1グランプリの基本情報と歴代王者を一覧で振り返りながら、時代ごとの特徴やポイントもやさしく整理していきます。

M-1グランプリってどんな大会?基本ルールと歴史

まずは、歴代王者を見る前に「M-1ってどんな大会?」を簡単におさらいします。

M-1グランプリは、結成15年以内の漫才師を対象にした“漫才日本一決定戦”

プロ・アマ問わず「とにかく面白い漫才」を基準に、審査員の点数と最終投票で王者が決まります。

2001年に第1回が行われ、2010年をもって一時休止となりますが、2015年に復活し、2024年に第20回大会が行われました。

2024年大会では、史上最多の1万330組がエントリーし、令和ロマンが大会史上初の“2連覇”を達成。

令和ロマンは2023年も優勝しており、第19・20代王者として名前を刻んでいます。

M-1グランプリ歴代王者一覧(2001〜2024)

ここからは、2001〜2024年の歴代王者を一気に一覧で振り返ります。

◆2000年代(第1回〜第10回)

  • 2001年:中川家
  • 2002年:ますだおかだ
  • 2003年:フットボールアワー
  • 2004年:アンタッチャブル
  • 2005年:ブラックマヨネーズ
  • 2006年:チュートリアル
  • 2007年:サンドウィッチマン
  • 2008年:NON STYLE
  • 2009年:パンクブーブー
  • 2010年:笑い飯

この頃は、ツッコミ・ボケがしっかり分かれた“王道漫才”の中に、ブラックマヨネーズやサンドウィッチマンのような“ちょっとひねりの効いた世界観”のコンビが台頭してきた時期と言えそうです。

◆2015年以降(第11回〜)

2011〜2014年は大会休止。2015年に復活しました。

2015年大会から、出場資格が「コンビ結成10年以内」から「コンビ結成15年以内」に変更されました。

  • 2015年:トレンディエンジェル
  • 2016年:銀シャリ
  • 2017年:とろサーモン
  • 2018年:霜降り明星
  • 2019年:ミルクボーイ
  • 2020年:マヂカルラブリー
  • 2021年:錦鯉
  • 2022年:ウエストランド
  • 2023年:令和ロマン
  • 2024年:令和ロマン(2連覇)

特に2018年以降は、霜降り明星・ミルクボーイ・マヂカルラブリーなど、SNSとの相性が良く“ネタ単位でバズる”タイプの王者が増えた印象です。

また、2024年時点で20回のうち15回は吉本興業所属のコンビが優勝。

吉本以外の王者は、ますだおかだ、アンタッチャブル、サンドウィッチマン、錦鯉、ウエストランドの5組となっています。

時代ごとに見る“歴代王者の傾向”

一覧で眺めてみると、時代ごとに“強かったタイプ”の漫才の傾向がなんとなく見えてきます。

① 2000年代前半:王道しゃべくり漫才&正統派ツッコミ時代

中川家・ますだおかだ・フットボールアワーなど、しゃべくりのテンポとツッコミ技術の高さが前面に出たコンビが多かった印象です。

ネタの世界観よりも、「技術としての漫才」が分かりやすく評価されていた時期とも言えそうです。

② 2000年代後半〜2010年:ネタの“物語性”&キャラの濃さ

サンドウィッチマンやNON STYLE、パンクブーブー、笑い飯など、一度見たら忘れないキャラと構成力の高さが目立つ王者が続きました。

特にサンドウィッチマンは「敗者復活からの優勝」、笑い飯は“ラストイヤーで悲願の初優勝”と、ドラマ性の強い時代でもありました。

③ 復活後〜令和:SNS時代の“バズる一撃”重視

2015年のM-1復活後は、トレンディエンジェルの自虐系ハゲネタ、霜降り明星のハイテンション漫才、ミルクボーイの“オカンが言うには〜”型のわかりやすい型、マヂカルラブリーの賛否両論ネタなど、1本のネタがSNSで切り取りやすい・真似しやすいという特徴が強くなってきます。

令和ロマンに至っては、M-1公式YouTubeや切り抜きをきっかけにハマる人も多い世代

20〜30代女性にとっては、テレビだけでなく配信やショート動画で何度も見返したくなる王者たちが増えてきたイメージです。

まとめ

M-1グランプリの歴代王者を振り返ると、その時代ごとに“強い笑い”のスタイルが変化してきたことがよく分かります。

2000年代の王道しゃべくり、ストーリー性の高いネタ、復活後の“バズる一撃ネタ”、そして令和ロマンのようなSNSと親和性の高いコンビまで、まさに漫才のトレンドの歴史そのものですよね。

これから2025年以降、どんな新しい王者が生まれていくのか、推し王者を心に決めつつ、また年末のM-1を一緒に楽しんでいきましょう!

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