お笑いコンビ・エバースが「第十一回 上方漫才協会大賞」で“大賞”を受賞し、旧来の上方ファンからM-1経由で知った層まで一気に話題になっています。
東京所属のコンビがこの賞で頂点に立った点も含めて、「いよいよ全国区が固まった」と感じた人も多いはず。
この記事では、受賞の概要、当日の空気感(どんな場で決まったのか)、旧作ファンなら気になる“上方の賞としての意味”、そしてエバースが評価されたポイントを、スッキリ整理します。
まず何が起きた?受賞の要点だけ先にチェック
エバースが“大賞”を受賞したのは、2026年1月12日に大阪・なんばグランド花月で開催された「第十一回 上方漫才協会大賞」です。
この賞は、上方漫才協会に所属する若手〜中堅どころの活躍を讃える位置づけで、毎年1月に授賞イベントが行われます。
今回のトピックを箇条書きにするとこんな感じです。
- 大賞:エバース(佐々木隆史/町田和樹)
- ノミネートは47組、その中から最終ノミネート7組に絞られた
- 最終ノミネート7組:エバース/豪快キャプテン/例えば炎/ツートライブ/バッテリィズ/フースーヤ/ロングコートダディ
「誰と競ったの?」が気になる人は、まずこの7組の並びを見て“今年の濃さ”を実感するはずです。
“東京勢”が上方の賞で勝つ意味:ニュース性が強かった理由
今回、エバース受賞が一気に広がったのは、単に「優勝した」だけではありません。
上方漫才協会大賞は“上方の現場”の空気が濃い賞なので、そこで東京所属のコンビが大賞に輝くと、「実力が上方でも認められた」という分かりやすいストーリーが生まれます。
実際、FANY側でも“東京勢”としてのインパクトに触れられています。
上方の劇場文化は、テレビや配信でブレイクする前に「劇場で強い」ことが評価軸になりやすい世界です。そこで結果を出す=“現場の信頼”を獲った、という見え方になる。
これがファンに刺さったポイントだと思います。
どこが評価された?中田カウス会長コメントから読み解く“勝ち筋”
受賞理由を読み解くうえで、上方漫才協会会長・中田カウスさんのコメントがかなり分かりやすいです。
「作るネタ1本1本が素晴らしい」「町田くんの返しのツッコミがうまくなってきている」といった評価が語られており、“ネタの強度”と“コンビとしての伸び”の両方がポイントになっているのが伝わります。
ここ、旧来の賞レース的な「その日いちばんウケた」だけじゃなく、1年単位の伸びや貢献も見られる賞だからこその視点なんですよね。
FANYの説明でも、前年の活躍や上方漫才への貢献など複数視点で審査される旨が書かれています。
エバースが“いま強い”と言われる背景:2024〜2025の積み上げ
エバースは、ここ数年で一気に階段を上がってきたコンビです。
- 2016年に結成、東京所属
- M-1グランプリで2024・2025と連続ファイナリスト、2025は決勝3位
- 2024年にNHK新人お笑い大賞、2025年にABCお笑いグランプリ優勝など、関西の賞レースでも実績を積んだ
つまり「テレビで見かけたから急に来た」ではなく、賞レースの結果と劇場での積み上げがセットで付いてきている。今回の大賞は、その流れの“答え合わせ”として受け止められた面が大きいと思います。
当日の空気感:受賞コメントが“らしさ”全開だった
授賞イベントの良さって、ネタの強さだけじゃなく「人柄と関係性」が一瞬で伝わるところです。
エバースは受賞後のコメントでも笑いを取りつつ、町田さんが「今年のM-1もやってやりますよ!」とリベンジ宣言する場面があり、会場が沸いたと伝えられています。
また、佐々木さんは「頑張ってきたご褒美みたいでうれしい」「賞レースを意識せず、1年を頑張って、その結果M-1で勝てれば」という趣旨で語っており、“浮かれすぎない熱さ”が刺さるタイプの受賞コメントだった印象です。
ここが上方の会場らしいというか、泣き一辺倒より、ちゃんと笑いで締めるのが気持ちいいんですよね。
旧作ファンが気になるポイント:上方の“今”がこの7組に詰まってる
最終ノミネート7組の顔ぶれを見ると、いまの上方〜劇場の勢いがそのまま反映されています。
大阪勢も東京勢も混ざった状態で、劇場感の強いコンビから、全国露出が増えているコンビまで並ぶ。
ここが面白いところで、「上方=関西だけ」ではなくなっている現状が、賞の形にも表れているように見えます。
旧来の上方漫才ファンほど「この賞、今年のメンツ濃いな…」と感じやすいはず。
だからこそ、そこで取った大賞の価値が増す、という構造になっています。
今後の注目点:エバースは“次の1年”をどう使う?
受賞直後から現実的に注目されるのは、次の3つです。
- M-1に向けた“新ネタの質と量”
カウス会長が「M-1後すぐ新ネタを下ろしていた」といった点に触れており、作り続ける体力も評価されているようです。 - 劇場とメディアのバランス
賞を獲った直後は露出が増えがちですが、エバースは“劇場で強い”のが魅力でもあるので、ここを崩さずに伸ばせるかが鍵になりそうです。 - 「全国区の顔」になった後のキャラの見せ方
漫才の強さに加えて、コメントや立ち振る舞いの“らしさ”が広がると、ファンの入口が増えます。受賞の場での印象は、その第一歩になったと思います。
上方の賞で獲った“大賞”は、次の飛躍の名刺になる
エバースの上方漫才協会大賞・大賞受賞は、「賞レース強い」だけではなく、上方の現場目線でも“1本1本のネタ”と“コンビの成長”が認められた出来事でした。
最終ノミネート7組の濃さを見ても、簡単に取れる賞ではありません。
この受賞を名刺に、2026年はさらに大きい舞台へ行く流れが来そうです。
次に話題が爆発する瞬間があるなら、やっぱり「M-1の決勝のどこか」。
その前哨戦としても、今回の受賞はしっかり押さえておきたいトピックです。

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