AKB48の“絶対的エース”として一時代を築いた前田敦子さん。
今は一児の母となり、フリーランスの俳優としてドラマや映画、バラエティに活躍の場を広げています。
最近は子育てエッセイ連載や恋愛リアリティ番組のスタジオ出演など、“現在のあっちゃん”を知る機会も増えてきました。
この記事では、前田敦子さんの「今」の仕事、シングルマザーとしての子育て、そしてAKB時代の歩みまでをまとめてご紹介します。
現在の前田敦子は“フリーの俳優&社長ママ”として活躍中
前田敦子さんは、AKB48時代から所属していた太田プロダクションを独立し、現在は自身の会社の社長として活動しています。
俳優業だけでなく、請求書作成などの事務仕事も自分でこなしているとインタビューで明かしていて、「子どもに負けたくない」と語るほど仕事への意欲は健在です。
俳優としては、映画・ドラマ・舞台とジャンルを問わず幅広い作品に出演しつつ、映画『もっと超越した所へ。』などでは等身大の女性像をリアルに演じて話題に。
さらに近年は、恋愛リアリティーショー『隣の恋は青く見える -Chapter TOKYO-』でスタジオ見届け人を務め、自身の恋愛観を語る場面も。
“元国民的アイドル”という肩書き以上に、俳優・タレントとしての存在感を強めています。
雑誌『VERY』では、2023年から子育てエッセイ「31歳、お母さん。ときどき女優」を連載。
シングルマザーとしての日常や、息子さんとのエピソードを等身大の言葉で綴っています。
シングルマザーとしての子育てと“仕事とのバランス”
プライベートでは、一人息子を育てるシングルマザーでもある前田さん。
インタビューでは「子どもの成長に負けていられない」と語り、日々の子育てを大きなエネルギー源にしていると話しています。
朝晩のお世話はもちろん、「一番楽しいのは子どもとのお風呂の時間」と語るなど、忙しい中でも一緒に過ごす時間を何より大切にしている様子。
仕事との両立については、「仕事より子育て優先って当たり前?」と自問しながら環境を変え、子どもとの時間を軸に仕事のスケジュールを調整するようになったと明かしています。
『Domani』のインタビューでは、「私の仕事が息子の記憶の片隅に残って、いつか彼の人生に良い影響を与えられたら」とコメント。
俳優としてのキャリアと、母としての姿が互いに良い刺激になっていることが伝わってきます。
VERYのエッセイでは、
- 友達のお泊まり会
- おうち時間の工夫
- ちょっとした子育ての悩み
など、リアルな日常が綴られていて、同世代ママからの共感を集めています。
AKB時代をサクッと振り返り ― “絶対的エース”の軌跡
前田敦子さんといえば、やはりAKB48の“顔”としてのイメージが強いですよね。
14歳でAKB48の1期生オーディションに合格し、劇場公演を中心に活動をスタート。
グループの多くのシングル曲でセンターを務め、「絶対的エース」「不動のセンター」と呼ばれる存在になりました。
2012年3月、さいたまスーパーアリーナ公演で行われた「業務連絡。頼むぞ、片山部長!」の中で、「AKB48を卒業します」と涙ながらに卒業を発表。
このニュースは当時のエンタメ界でも大きく報じられました。
同年8月27日のAKB48劇場公演をもって正式に卒業し、応募倍率900倍超の中で選ばれたファンに見守られながら“アイドル前田敦子”としての一区切りを迎えています。
最近のテレビ番組では、「センターに選ばれ続けた理由」を“秋元さんが『一番やりたくなさそうだったから』と言っていた」と振り返る場面も。
責任の重さに戸惑いながらも、負けず嫌いな性格でセンターの役割を引き受けていったことを明かしています。
なぜ今の前田敦子に共感が集まるのか
AKB時代は“届かないアイドル”のように見えていた前田さんですが、30代に入り、独立・出産・離婚・子育てとさまざまな経験を経た今は、いい意味で“普通の30代女性”に近い距離感で語ってくれる存在になったと感じます。
インタビューやフォトエッセイ『明け方の空』では、
- 子育てと仕事の両立に悩む気持ち
- 働くことを後ろめたく思わなくていいというメッセージ
- 「人生楽しんだもん勝ち」という前向きなスタンス
などを率直に言葉にしていて、同世代の女性を励ます内容になっています。
完璧な“元国民的アイドル”ではなく、迷ったり、落ち込んだりしながらも、「自分で選んだ道を楽しむ」姿勢。
そのリアルさが、ママ世代・働く女性世代から支持される理由なのかなと感じました。
まとめ
AKB48の絶対的エースとして一時代を築いた前田敦子さんは、今やフリーランスの俳優・会社社長・一児の母という3つの顔を持ちながら、自分らしいペースで仕事と子育てを両立させています。
VERYやインタビューでは、子どもとの日常や仕事への向き合い方を飾らない言葉で語り、恋愛リアリティ番組では大人の恋愛観をさらっと話す一面も。
AKB時代のキラキラした“センター”の記憶と、今の等身大の姿。
そのギャップも含めて、「前田敦子って楽しそうだから、私も自分の人生を楽しもう」と思わせてくれる存在になっているのではないでしょうか。


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