AKB48の20周年イヤーが佳境を迎え、前田敦子さんや大島優子さんら“黄金期メンバー”のステージ復活が連日話題になっています。
そんな今だからこそ振り返りたいのが、「歴代センター」と呼ばれてきたメンバーたちと、社会現象級のブームを巻き起こした“黄金期”。
この記事では、初代センター誕生からヘビロテ時代、そして現在の“第二期黄金時代”までを、代表曲とともに整理していきます。

黄金期メンバーは同世代が多くて、私もハマってました♪
AKB48の「センター」とは?黄金期はいつ頃だった?
AKB48でいう「センター」は、その楽曲やシングルで“グループの顔”として真ん中に立つメンバーのこと。
フォーメーションのど真ん中に立ち、MVでも歌番組でも一番目立つポジションで、グループのイメージを大きく左右する存在です。
初期インディーズ曲では「桜の花びらたち」の高橋みなみさん、「スカート、ひらり」の高橋みなみさん&前田敦子さんがセンターを務め、メジャーデビューシングル「会いたかった」で本格的に“前田敦子=センター”のイメージが固まっていきます。
AKB48の“黄金期”と呼ばれるのは、おおよそ
- 「会いたかった」「ポニーテールとシュシュ」「ヘビーローテーション」などが大ヒットした2009〜2012年前後。
- 選抜総選挙やじゃんけん大会が毎年の恒例イベントになり、CD・握手会・メディア露出が最大化していた時期。
この頃に中高生だった世代は、今でも“AKB世代”とも呼ばれています。
一方で2020年以降は、秋元康さん自身が「第二期黄金時代を迎える」とコメントし、新公演『ここからだ』などを通して“新しいAKB48”を作っていくフェーズに入っています。

あなたの「AKB黄金期」は何年ごろですか?
初代絶対的エース・前田敦子と“神7”時代のセンターたち
歴代センターを語るうえで欠かせないのが、“絶対的エース”前田敦子さんです。
- メジャーデビューシングル「会いたかった」
- 「ポニーテールとシュシュ」
- 「フライングゲット」
など、多くの表題曲でセンターを務め、AKB48が国民的グループへと成長していく土台を作りました。
秋元康さんは、前田さんをセンターに選んだ理由について「本人だけがセンターになりたくないと言っていた。そういう子の方が伸びしろがある」と語っていて、“完璧なスター”ではなく“成長していく主人公”としてセンターを描いていたことが分かります。
黄金期を支えた“神7”と呼ばれるメンバーたちも、それぞれセンター経験があります。
- 大島優子さん:「ヘビーローテーション」ほか、総選挙1位でセンターに
- 渡辺麻友さん:「フライングゲット」以降の世代交代期にセンターを多く担当
- 指原莉乃さん:「恋するフォーチュンクッキー」で“バラエティ発のセンター”として社会現象に。総選挙1位を4回獲得(最多)。
こうしたセンターたちが前に立つことで、「センターが変わるとAKBの雰囲気もガラッと変わる」という面白さが、当時のブームをさらに加速させていったと言えそうです。
指原・まゆゆ・ぱるる…センターが映した“ポスト黄金期”
2013年以降は、前田敦子さん・大島優子さんら初期エースの卒業が続き、“ポスト黄金期”とも呼べる時代に入ります。
この頃の表題曲では、
- 渡辺麻友さん:「さよならクロール」「ハート・エレキ」「11月のアンクレット」などでセンターを担当
- 指原莉乃さん:「恋するフォーチュンクッキー」「#好きなんだ」「ジワるDAYS」などで、HKT兼任ながらAKBセンターに
- 島崎遥香さん:「永遠プレッシャー」「さよならクロール」など“塩対応センター”として話題に
といった形で、バラエティ色の強いセンターや、“ザ・アイドル”感のあるセンターが増えていきます。
また、2010年代後半には
- 小嶋陽菜さん
- 柏木由紀さん
- 宮脇咲良さん
- 松井珠理奈さん
など、姉妹グループやOGに近い世代のセンターも増え、AKB48全体の“顔”が少しずつ多様化していった時期でもあります。
黄金期のような一極集中のブームではないけれど、「この時期にAKBを知った」「推しセンターが完全に世代違い」というファンも増えたのが、このポスト黄金期の特徴かなと感じます。
“第二期黄金時代”へ〜ゆいゆい世代〜最新センターまで
そして現在は、“第二期黄金時代”を掲げる新しいAKB48のフェーズに入っています。
近年のシングルセンターをざっと見ると、
- 「Teacher Teacher」「Oh my pumpkin!」など:小栗有以さん
- 「どうしても君が好きだ」「元カレです」:本田仁美さん
- 「久しぶりのリップグロス」:千葉恵里さん
- 「アイドルなんかじゃなかったら」:小栗有以さん再センター
- 「恋 詰んじゃった」:佐藤綺星さん
- 「まさかのconfession」:八木愛月さん
など、10代〜20代前半の新世代が続々とセンターを務めています。
さらに劇場新公演『ここからだ』は、「ここから第二期黄金時代を迎える」という思いを込めて名付けられたと公表されていて、秋元康さん自身も“再び上がっていくAKB48”を強く意識していることが分かります。
20周年記念コンサート最終日では、OGが黄金期の名曲をセンターで披露しつつ、ラストは現役メンバーだけで新公演曲「ここからだ」をパフォーマンス。
4代目総監督・倉野尾成美さんが「第二期黄金時代を築いていきます」と宣言した姿は、まさに“センターと時代のバトン”が引き継がれた瞬間でした。
まとめ
AKB48の歴代センターを振り返ると、前田敦子さんを中心とした“絶対的エース時代”、大島優子さんや渡辺麻友さん・指原莉乃さんらが彩った黄金期〜ポスト黄金期、そして小栗有以さん・本田仁美さん・佐藤綺星さんら新世代が引っ張る“第二期黄金時代”へと、常にバトンが受け継がれてきたことが分かります。
「センターが変わるとAKBが変わる」、だからこそ、自分の推しセンターの時代が“青春”として心に残っているのかもしれません。
これからも、新しいセンターたちがどんな物語を見せてくれるのか、一緒に見守っていきたいですね。

あなたの心の中「永遠のセンター」は誰ですか?


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