小学館DIMEトレンド大賞2025の贈賞式で、「話題の人物賞」を受賞した横浜流星さんが語った一言「まだまだ役者として道半ばですが、役者としての第1章が完結したような感覚」。
この「第1章完結」というフレーズが、ファンの間で「え、俳優やめちゃうの?」「区切りってどういう意味?」と話題になっています。
この記事では、その発言が出てきた背景や、2025年の仕事ぶり、そして本人が語った“次の挑戦=プロデューサー業”への思いを、整理してみたいと思います。
「役者としての第1章が完結」発言はどこで出た?
問題(?)の発言が出たのは、12月11日に行われた「2025 第38回 小学館DIMEトレンド大賞」の発表・贈賞式。
横浜さんは今年の活躍を評価され、「話題の人物賞」を受賞しました。
そのスピーチの中で、
- 「非常に濃くて駆け抜けた1年」
- 「20代も今年で最後」
と振り返った上で、
「まだまだ役者として道半ばですが、役者としての第1章が完結したような感覚」
とコメント。
さらに、
- 「来年からまた新たな道に、地に足をつけて突き進いきたい」
- 「プロデューサー業にも挑戦したい」
とも語っていて、「俳優をやめる」という意味ではなく、“20代俳優としての第1章を締めて、第2章へ進む”というニュアンスで話していることが分かります。
なぜ“第1章完結”と感じた?2025年の横浜流星をざっくり振り返り
そもそも、横浜さんが「第1章が完結した」と感じるほど、2025年が濃かった理由は何だったのでしょうか?
ニュースや公式情報をもとに、今年の代表的なお仕事をざっくり整理すると、
- NHK大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』主演
- 江戸の出版人・蔦屋重三郎をモデルにした主人公・蔦重を1年かけて演じ切る。
- 放送期間は約1年半にわたり、“太陽の蔦重”として作品全体の空気を引っ張る存在に。
- 映画『国宝』で吉沢亮さんのライバル役として重要ポジション
- 吉沢亮さん主演、李相日監督の大作映画『国宝』に出演。
- 歌舞伎界を舞台にした本作で、稀代の女形・喜久雄(吉沢さん)の生涯のライバル・大垣俊介を熱演。
- カンヌ国際映画祭・監督週間部門への出品や、国内興収面での大ヒットも話題に。
- 国内外の映画祭・イベントへの参加、各種賞レースでの評価
- 『国宝』関連での舞台挨拶やイベント登壇に加え、トレンド大賞など“その年の顔”としての受賞も。
大河主演×大型映画×受賞ラッシュと、まさに「20代俳優として全力で駆け抜けた総決算の1年」だったことが伝わってきます。
だからこそ、「ここで一度区切りをつけたい」「第1章が完結したと自分に言い聞かせたい」という気持ちになったのかな、と感じました。
「第2章」でやりたいこと〜プロデューサー業への意欲
「第1章完結」発言とセットで語られていたのが、“プロデューサー業への挑戦”です。
贈賞式で横浜さんは、
- 「プロデューサー業にも挑戦したいと思っている」
- 「自分の頭の中にも、世に残したいものがたくさんある。それを届けられるよう精進したい」
とコメント。
俳優として作品に“参加する側”だったこれまでに対して、
- 企画段階から関わる
- キャスティングや世界観づくりにも意見を出す
- 「こんな物語を世に出したい」という視点で作品を生み出す
といった、“作る側”のポジションにも歩みを進めたい気持ちを明かしています。
いきなり俳優をやめる、という話ではなく、
俳優としての経験を土台にしながら、
「作品を生み出す側」にも軸足を広げていく
というイメージに近そうです。
ここ数年、日本でも俳優がプロデューサーを兼ねるケースは増えていますし、横浜さんの世代感覚や審美眼が、どんな作品作りに活かされていくのか、ちょっとワクワクしますよね。
ファンが気になる「俳優は続けるの?」問題と、今後の作品
「第1章完結」と聞くと、どうしても
- 「俳優やめちゃう?」
- 「しばらく表舞台から離れる系?」
と構えてしまいますが、少なくとも現時点のコメントを見る限り、“俳優業は継続前提”です。
- 「まだまだ役者として道半ば」
- 「また来年から新たな道に地に足をつけて突き進いきたい」
と語っているので、
「大河+映画という大きな山を越えて、一度気持ちの区切りをつけたい」
「そのうえで、俳優としての幅と関わり方を広げていきたい」
というニュアンスが強いように感じます。
今後の具体的な“次回作”については、現時点で大きな発表は出ていませんが、
- 『国宝』関連イベント(カンヌ監督週間 in Tokio 2025 など)への登壇
- 大河『べらぼう』最終回の放送&関連特番
など、“2025年の集大成を届け切る”仕事がまだ続いている状況です。
その後の30代最初の作品選びは、おそらくかなり慎重に行われるはずなので、
「しばらく大きなニュースが出ない=充電&準備期間」と、少し長い目で見守るスタンスでいると、メンタル的にも穏やかかもしれません。
ファン目線での“第1章復習”と“第2章の楽しみ方”
30代女性ファン目線で考えると、「第1章完結」の今だからこそ、
- これまでの代表作を“章のラスト”として見返す
- 30代最初の作品で、どんな変化があるかを楽しむ
という2段階の楽しみ方ができそうです。
第1章の復習として見たいもの
- 大河『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』:太陽みたいな主人公を1年通して演じ切った“座長力”を堪能。
- 映画『国宝』:歌舞伎を舞台に、ライバルとしての色気と執念を見せた一本。
それ以前のラブストーリー作品(『初めて恋をした日に読む話』など)と見比べると、「少年感」→「大人の男」への変化も分かりやすいはずです。
第2章の楽しみ方のイメージ
- “いかにも王道イケメン”な役より、クセのある役・企画色の強い作品が増えていきそう
- プロデュースに関わる作品が出てきたら、「スタッフロール」やインタビューも含めてチェックしたい
- 海外映画祭や国際プロジェクトへの参加など、“外に開いた挑戦”も視野に入りそう
「第1章完結」という一言にビクッとしてしまう気持ちも分かりますが、
“これまでの区切りを自分でちゃんと言葉にできる”
=それだけ自分の仕事に責任を持って向き合ってきた証拠
と受け止めると、少しだけ安心して“第2章のスタート”を待てる気がします。
まとめ
小学館DIMEトレンド大賞のスピーチで飛び出した「役者としての第1章が完結したような感覚」という一言は、大河ドラマ『べらぼう』主演や映画『国宝』への出演など、20代最後の年に大きな仕事をやり切ったからこそ出てきた“節目の言葉”だったと言えそうです。
同時に、「まだまだ道半ば」「プロデューサー業にも挑戦したい」と語っているように、俳優業を手放すのではなく、“俳優+作品を生み出す側”という第2章に進んでいく宣言とも受け取れます。
ファンとしては、これまでの代表作を“第1章の総集編”として味わい直しつつ、30代に入る横浜流星さんがどんな作品と出会い、どんな物語を世に送り出していくのか、長い目で見守っていきたいですね。

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