俳優の吉岡里帆さんが、2026年放送のNHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』に出演し、主人公・豊臣秀長(小一郎/仲野太賀さん)の正妻・慶(ちか)役を務めることが発表されました。
自身初の大河出演であり、さらに京都市右京区出身ということで、地元・京都からも「誇らしい」「ついに大河ヒロイン級」といった歓迎の声が上がっています。

吉岡里帆さん、まだ大河に出てなかったなんて意外!
来年の大河『豊臣兄弟!』で主人公の妻・慶役に抜擢
2026年1月4日スタートのNHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』は、天下人・豊臣秀吉の弟、豊臣秀長の視点から戦国時代を描く物語。
秀長を仲野太賀さん、秀吉を池松壮亮さんが演じることでも話題になっています。
吉岡里帆さんが演じるのは、主人公・小一郎(のちの豊臣秀長)の正妻・慶(ちか)。史実では慈雲院(じうんいん)とも呼ばれる女性で、秀長のパートナーとして家族や家中を支えた存在とされています。
ドラマでは、激動の時代をたくましく生き抜き、兄嫁の寧々(浜辺美波さん)とともに豊臣兄弟を支える女性として描かれる予定です。
制作発表会見で吉岡さんは、「秀長の影を光らせる影として、作品に良い風を吹かせたい」とコメント。
初の大河出演について「家族にとっても大きな出来事」であり、祖母から「大河ドラマには出られへんのか」と言われていたことにやっと応えられた、と笑顔で語っています。
京都市長&知事を表敬訪問 地元からも「誇らしい」の声
大河出演決定後、吉岡さんはキャスト陣とともに地元・京都を表敬訪問。京都市役所では市長を表敬し、「来年の大河で豊臣秀長の妻・慶を演じる京都市出身の俳優」として紹介されました。
吉岡さん自身もSNSで「大河ドラマ“豊臣兄弟!”チームで、地元京都へ表敬訪問に伺いました」と報告し、市長や知事と京都とエンタメの話をしたこと、中学生との交流企画に参加したことなどを振り返っています。
京都は太秦の撮影所など、時代劇と縁の深い土地。そこから生まれた俳優が大河で本格的な時代劇のヒロイン級ポジションを務めることに、地元メディアやファンからは
- 「京都出身の俳優さんが大河の主要キャスト、本当に誇らしい」
- 「時代劇のまち・京都から大河女優が出るのがエモい」
といった声が多数上がっています。

京都観光大使も務めてきた吉岡さんにとって、“京都発の大河女優”としての期待はますます高まりそうですね!
吉岡里帆が語る“初大河”への思いと家族のリアクション
今回の『豊臣兄弟!』は、吉岡さんにとって初めての大河ドラマ。会見では、主演の仲野太賀さんについて「役者としても人としても尊敬しているし大好き。この人を支えて盛り上げたい」と、パートナー役ならではの思いを語っていました。
演じる慶については、「“喜びごと”を意味する名前を持つ女性として、秀長の影を光らせる存在でありたい」とコメント。
歴史を伝える大河ドラマの仕事についても、「自分の生まれ育った場所を誇りに感じるきっかけを届けられる」と、俳優としての責任感とワクワク感をのぞかせています。
印象的だったのが、家族、特にお祖母さまのエピソード。
以前から「大河には出られへんのか」とさみしそうに言われていたそうで、出演決定のニュースを伝えるために「ずっとNHKつけといて」と電話したことを会見で明かしています。

地元京都の家族に、大河出演で孝行なんて、素敵すぎる…
キャリア的にも“大河の節目” 女性として共感するポイント
吉岡里帆さんは、朝ドラ『あさが来た』やドラマ『カルテット』『時効警察』『落日』、映画『ハケンアニメ!』『正体』などで確かな演技力を評価されてきた実力派。
近年は映画賞でも存在感を増しており、「満を持しての大河」という印象を持った方も多いのではないでしょうか。
30代前半という年齢で、“大河レギュラー”という大きな節目を迎える姿は、同世代の私たちから見てもかなりエモい瞬間です。
- コツコツキャリアを積み重ねてきた結果としての大舞台
- 地元に向けて誇れる仕事ができたという実感
- 家族や地元の人に胸を張れるタイミング
こうした要素がぎゅっと詰まっていて、「いつか自分も、こういう“節目の仕事”をつかみたい」と前向きな気持ちにさせてくれます。
また、物語の舞台が日本史の大きな転換期である戦国時代であることもポイント。
“補佐役”である秀長の妻として、慶がどう生き方や価値観を見せてくれるのか。
歴史もの×夫婦像の描かれ方という意味でも、30代女性にも共感しやすいドラマになりそうだと感じました。
まとめ
2026年大河ドラマ『豊臣兄弟!』で、主人公・豊臣秀長の正妻・慶役を務めることが決まった吉岡里帆さん。
初の大河出演であり、さらに京都市右京区出身の俳優として地元からも大きな期待と祝福が寄せられています。
家族への思いを口にしながら、「歴史を伝えることができるのも俳優の役割」と語る吉岡さんの姿は、キャリアの新たなステージへと踏み出した瞬間そのもの。
来年1月から始まる放送では、仲野太賀さん演じる秀長との夫婦の絆や、豊臣兄弟を支える女性としての凛とした在り方を、じっくり堪能したいですね。



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