アカデミー賞・最近の作品賞まとめ|ここ10年の受賞作を一気に振り返り

アカデミー賞(オスカー)の中でも、毎年特に注目されるのが「作品賞」です。

その年の映画界の流れや価値観が色濃く反映される部門だけに、「最近はどんな作品が選ばれているの?」と気になる方も多いのではないでしょうか。

この記事では、ここ10年ほどのアカデミー賞作品賞受賞作を時系列で整理し、それぞれが評価された背景や傾向もあわせて振り返ります。

目次

2020年代の作品賞|多様性と挑戦がキーワード

第96回(2024年)

『オッペンハイマー』
原爆開発を主導した科学者ロバート・オッペンハイマーの光と影を描いた作品。
娯楽性と歴史的テーマを高次元で両立させ、「映画館で観る体験」の価値を改めて示した点が高く評価されました。

第95回(2023年)

『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』
マルチバースというSF設定を使いながら、家族や人生の選択を描いた異色作。
低予算・インディー色の強い作品が作品賞を獲得したことで、大きな話題になりました。

第94回(2022年)

『コーダ あいのうた』
聴覚障害のある家族と健聴の娘を描いたヒューマンドラマ。
Apple TV+配信作品として初の作品賞受賞となり、配信時代の到来を象徴する結果でした。

2010年代後半|社会性の強い作品が続く

第93回(2021年)

『ノマドランド』
車上生活を送る人々の現実を静かに描いたロードムービー。
派手さはないものの、アメリカ社会のひずみを丁寧にすくい取った点が評価されました。

第92回(2020年)

『パラサイト 半地下の家族』
韓国映画として初の作品賞受賞。
貧富の差という普遍的テーマをエンタメ性の高い脚本で描き、世界的な反響を呼びました。

第91回(2019年)

『グリーンブック』
人種差別という重いテーマを、実話ベースのロードムービーとして描いた作品。
王道的な作りながら、賛否も含めて大きな議論を呼んだ受賞作です。

2010年代前半|映画そのものを問い直す作品たち

第90回(2018年)

『シェイプ・オブ・ウォーター』
異形の存在との恋を描いたファンタジー。
ジャンル映画的要素を持つ作品が評価された点が印象的でした。

第89回(2017年)

『ムーンライト』
黒人男性の成長と葛藤を描いた静かな人間ドラマ。
多様なアイデンティティを真正面から扱い、アカデミー賞の価値観の変化を象徴する一作です。

第88回(2016年)

『スポットライト 世紀のスクープ』
実在の新聞記者たちによる調査報道を描いた社会派作品。
「権力を監視する報道の役割」を正面から描き、強い支持を集めました。

第87回(2015年)

『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』
長回し風の映像表現が話題となった作品。
俳優と映画業界そのものをメタ的に描いた点が高く評価されました。

最近の作品賞から見える傾向

ここ10年の作品賞を並べてみると、次のような傾向が見えてきます。

  • 社会問題や格差、多様性を扱う作品が多い
  • ハリウッド大作とインディー映画の垣根が低くなっている
  • 配信作品・海外作品の存在感が急上昇
  • 「話題性」よりも「時代性・メッセージ性」を重視する流れ

単純に“ヒットした映画”ではなく、「今この時代に語るべき物語かどうか」が、作品賞選考の大きな軸になっている印象です。

まとめ

米アカデミー賞の最近の作品賞を振り返ると、映画の評価基準が大きく変化してきたことが分かります。

多様な背景を持つ人々の物語や、社会を映すテーマ性の強い作品が選ばれる傾向は、今後もしばらく続きそうです。

「受賞作から時代を読む」という視点で、気になる作品を改めて観直してみるのも面白いかもしれませんね。

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