センバツ入場行進曲ってどう決まる?選ばれ方の流れと歴代曲、“当たり年”の見どころ解説

センバツ(春の選抜高校野球)の開会式で流れる「入場行進曲」は、毎年“春のはじまりの音”として話題になります。

「どうやって曲が決まるの?」「流行りの曲ばかり?」「歴代にはどんな名曲がある?」と気になる人も多いはず。

この記事では、入場行進曲の決まり方(選曲〜編曲〜当日までの流れ)をわかりやすく整理しつつ、歴代曲の傾向と、特に盛り上がった“当たり年”をピックアップして紹介します。

目次

センバツ入場行進曲の決まり方:ざっくり5ステップ

入場行進曲は「原曲が決まれば終わり」ではなく、行進に合わせた“吹奏楽マーチ版”に仕上げて開会式で披露されます。

流れは大きくこの5ステップです。

① 候補曲を出す(話題性+行進向きか)

主催者側が、広く知られていて選手にも親しまれやすい曲を軸に候補を検討します。

行進に不向きになりやすい曲(落ち着きすぎる曲など)は、相性面も含めて見られると語られています。

② 選曲を決定(“世相の代表曲”になりやすい)

近年は特に「前年に多くの人に聴かれた/親しまれた」曲が選ばれやすい傾向があります。

実際、直近の歴代を見ると、テレビ主題歌や配信で広く届いた楽曲が並びます。

③ 行進曲用に編曲(ここで“別物”になる)

原曲をそのまま流すのではなく、行進のテンポ・拍・構成に合わせてマーチに編曲されます。

編曲を担当する作曲家・編曲家として酒井格さんの名前が紹介されており、“原曲とは別の魅力が出る”ことが、行進曲が毎年話題になる理由の一つです。

④ 録音(大会前に音源が作られる)

行進曲は大会前に録音され、開会式で使用されます。

録音がニュースになる年もあり、「行進曲=大会の準備が整った合図」になっています。

⑤ 開会式の入場行進で披露(“春の記憶”として定着)

大会初日の開会式で、出場校の選手たちがグラウンドに入場行進する場面で流れます。

ここで初めて「この曲、行進曲にするとこんなに映えるんだ」が可視化され、SNSでも一気に広がりがちです。

入場行進曲が毎年話題になる理由:ただのBGMじゃない

話題になる理由は、主にこの3つです。

  • 春の風物詩:発表が出ると「今年もセンバツが来る」と実感しやすい
  • 世相が反映される:その年に広く届いた曲が“甲子園の音”になる
  • ブラスで化ける:原曲を知っているほど、マーチ版の変化が楽しい(別物級に印象が変わる年も)

歴代曲の傾向:戦前→流行歌→サブスク時代へ

歴代を俯瞰すると、時代の空気がかなり見えます。

  • 戦前:国威発揚的な曲や行進曲が多い時代
  • 戦後〜昭和後期:明るい行進曲・歌謡曲・時代のヒット曲へ
  • 平成以降:誰もが知る国民的ヒットが増える
  • 令和:配信で広く聴かれた曲、ドラマ主題歌など“拡散力のある曲”が並びやすい

歴代曲を一覧で見たい人は、毎日新聞のデータページが分かりやすいです(年号ごとに整理されています)。

歴代“当たり年”ピックアップ:印象に残りやすい行進曲はこれ

ここでは「曲の知名度」「行進曲アレンジの映え」「その年の空気感」で、特に語られやすい年をいくつか挙げます(感じ方は人それぞれなので、入口としてどうぞ)。

2014年:AKB48「恋するフォーチュンクッキー」

サビが分かりやすく、ブラスでも“会場が一体化しやすい”代表格。

歴代でも話題に上がりやすい年です。

2019年:SMAP「世界に一つだけの花」/槙原敬之「どんなときも。」

複数曲が採用された年としても記憶に残りやすいパターン。

世代を超えて共有できる曲の強さが出ました。

2022年:YOASOBI「群青」

“サブスク時代の代表曲が行進曲になる”象徴の年。

原曲の疾走感が行進に合うタイプで、令和の流れを感じさせます。

2025年:Omoinotake「幾億光年」

近年の傾向として「ストリーミングの広がり」も意識されていることが、行進曲楽譜の説明などからも読み取れます。

マーチ版ではテンポや見せ場を調整し、“行進するための曲”に再設計される点が面白いところ。

2026年:M!LK「イイじゃん」

最新年は、曲のキャッチーさと“春のスタート感”で注目が集まっています(行進曲は毎年、実際に開会式で鳴った瞬間に評価が固まりやすいです)。

「歴代を楽しむ」おすすめの見方:当日までにやると面白い

  • 発表曲の原曲→マーチ版を聴き比べる(印象が変わる年ほど面白い)
  • 自分の“青春の年”の行進曲を探す(曲でその年の試合まで思い出せる)
  • 歴代一覧を眺めて「時代のヒット曲年表」として楽しむ(音楽史としても強い)

入場行進曲は“その年の春”を封印するBGM

センバツの入場行進曲は、選曲→編曲→録音という工程を経て、開会式の数分間に凝縮されます。

そこで鳴った音が、その年の春の甲子園の記憶と結びついて残っていく。

だからこそ毎年、発表の時点から話題になり、当日さらに盛り上がります。

今年の曲がどんな“春の記憶”になるのか。開幕の入場行進は、試合とは別ベクトルで見逃せない名シーンです。

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